クラウドワークス エージェントの利用で、定常業務の安定稼働を実現。業務を切り出す過程で、業務の標準化や若手社員の成長という意外な効果も。
スローガンアドバイザリー株式会社
取締役/キャリアエージェント 白鳥 陽太郎さん/松永 和彰さん
導入の目的
固定した担当者に業務を任せることで定常業務の安定稼働を実現したい
課題
派遣社員の採用難易度が上昇し、リソース確保が難しくなったことが事業成長のボトルネックになった
効果
・定常業務を切り出すことで業務の標準化ができた
・業務の切り出しの過程で仕事の段取りを意識するようになり若手社員の成長につながった
大手人材紹介会社では取り扱えないような、シード/アーリーフェーズのベンチャー企業への転職に特化したキャリア支援サービスを提供する、スローガンアドバイザリー株式会社。
「Goodfind」ブランドで2006年より、上位校学生と優良企業の出会いをサポートしてきたスローガン株式会社の連結子会社です。
今回は同社取締役の白鳥陽太郎さんと、キャリアエージェントの松永和彰さんにクラウドワークス エージェント導入の経緯や活用の工夫点を伺いました。
派遣社員に代わる、安定稼動の代替案が必要に
2019年8月よりクラウドワークス エージェントを活用いただいていますが、導入を決められた背景を教えてください。
白鳥:現在、クラウドワークス エージェントに依頼している業務は、もともと正社員2人のもとで、2人の派遣社員にお願いしていました。
ですが、ここ最近急激に派遣採用市場が加熱しており、採用の難易度があがり、「採用できない」ということが事業成長のボトルネックになっていました。
依頼していた業務は、事業を運営する上で外せない業務でしたので、担当者が不定期に変わることは避けたいという課題もありました。
また、正社員であるキャリアエージェントが、求職者様と求人企業様に対して、より付加価値の高い業務に専念できるような環境を整えていきたい思いも強くありました。
そこで、お客様への価値提供を高めるためにも、安定的な採用が難しくなっている派遣ではない、何かしらの方策を探っていて出会ったのが、クラウドワークス エージェントでした。
導入に際し、他のサービスも検討されましたか?
白鳥:以前に別の業務で、他社のオンラインアシスタントサービスを活用した経験はありましたが、そのサービスだとアシスタントに対するディレクション業務を社内で誰かが行う必要があります。
それでは私たちの求める、業務の切り出しにならないので、社内の生産性向上につながりません。また、伝えた依頼内容がそのまま行われるだけという課題感もありました。
任せる業務によっては、柔軟な対応や気づきが求められるということでしょうか。
白鳥:そうですね。求人票の入力を例にすると、依頼内容は該当するテキストデータのコピペであっても、たとえばテキストの一部が「(社内共有用)」と書いてあったら、気づいてその部分を削除すべきかと確認してもらいたいのです。
クラウドワークス エージェントなら同じアシスタントの方が継続して担当してくれますので、業務への理解度もあがりますし、作業効率の向上や業務範囲の拡張も期待できます。
また、業務の導入期にクラウドワークス エージェントの担当者のほうで、当社作成の業務マニュアルを読み合わせからロープレまで行ってくれました。
一定の理解を得られた前提でアシスタントの方に業務に入ってもらえたので、安心でしたね。
基本マニュアルとタスク管理の共有に加え、日に数分の電話でコミュニケーションを
クラウドワークス エージェントで依頼している業務内容を教えてください。
松永:転職サービスに関連した業務で、日程調整や候補者管理ツールへの入力などです。当社のエージェント2人につき1人のアシスタントについてもらい、それらの業務をお任せしています。
当初は試験的に、まず私1人についてもらう形で月50時間分の業務を依頼しました。それが十二分に要望に応えていただけたので、徐々に依頼を増やし、現在は4人のアシスタントに月70時間ずつお願いしています。
派遣社員に依頼していたときとの違いはありますか?
松永:常駐する派遣社員には対面なこともあって、大雑把な依頼でも通用していましたが、オンラインのコミュニケーションになることで業務を整理し、標準化ができました。
若手のエージェントにはその整理自体が良い経験で、本人の中でも段取りへの意識が芽生え、成長につながったようです。これは想定外の効果ですね。
白鳥:それとは別に、タスク管理ツールを共有しており、担当するエージェントとお互いのタスクを見える化しています。
基本のマニュアルに加え、そのタスクの可視化があるので、それ以外の暗黙知的なもの、たとえば、テンプレートの文章をメール送信する依頼に対して「この候補者にはひと言書き添えたほうが分かりやすいのでは」といった提案などは、電話でまとめて話すのがスムーズです。
悩んで業務がストップしてしまうことのないよう、電話による会話で確認していけば、判断軸も明確になっていくと感じています。
ありがとうございます。最後に、クラウドワークス エージェントをまだ導入されていない企業様へ、メッセージをお願いします。
松永:毎日電話していることもあって、それぞれのエージェントとアシスタントのコミュニケーションがスムーズで、かつ和やかです。
「じゃあ、今日もがんばりましょう!」などと皆、明るく電話で話していますね(笑)。
社員が注力したい業務に集中するためにも、定常業務を信頼できる方に安定的に、長く続けてもらいたいというのが当社の課題でしたが、満足しています。
同様の課題をお持ちの企業であれば、クラウドワークス エージェントはお勧めです。
白鳥:クラウドワークス エージェントの登録者には、地方に在住の方であったり、家庭の事情で稼働時間が限られていたりと、何かしらの制約はありながらも、大変に優秀な方たちがいらっしゃいます。
当初、今回の業務をご依頼しようと検討した際に、人材業界の経験が望ましいと思っていたのですが、基礎的な能力の高さもあり、業界経験がない方であっても、細やかに誠実に対応くださっています。
ベンチャー企業のキャリア支援を行う当社の業務においては、CEOやCFOの方々と直接のやり取りすることも多いのですが、秘書業務の経験者の方などは、エグゼクティブの方々との対応にも慣れていらっしゃり、安心してお任せができています。
そうしたマッチングも、クラウドワークス エージェントの担当者がアドバイスしてくれましたので、適した人材を確実に活用できる手段として、派遣社員採用に比べてもたいへん有効だと実感しました。
アシスタントの方たちの仕事の丁寧さや、仕事への姿勢も含めて、お願いして良かったと感じています。