迅速なマッチングに魅力を感じ、複数部署で利用。実務内容に則した「スキルチェックシート」を活用することで、ミスマッチを防止
ブランディングテクノロジー株式会社
執行役員・マーケティングソリューション本部長/カスタマーサクセス部 エキスパート 松岡 雄司さん/吉岡 慶さん
導入の目的
社内業務をスピード感よく一定レベルのスキル・経験のある人材にアウトソーシングしたい
課題
社内のコーダーに欠員が発生し、すぐにリソースの確保が必要となった
効果
・十分なスキルがある人材をすぐアサインできたことがきっかけとなり、他部署でも複数名をクラウドワークス エージェントからアサインしている
2001年に創業し、延べ1万社もの中堅・中小ベンチャー企業等の持つそれぞれの思いをブランドとして形づくり、テクノロジーを活用することでビジネスの成長につなげてきたブランディングテクノロジー株式会社。
戦略企画からクリエイティブ、経営サポート、広告、コンサルティングまでワンストップで課題解決を行えるのが強みです。創業以来、毎期連続増収を達成し、2019年には東証マザーズ上場を果たしました。
その中で、現在合計で13名のクラウドワークス エージェントのアシスタントと業務されている、マーケティングソリューション(MS)本部長の松岡 雄司さんと、カスタマーサクセス部エキスパートの吉岡 慶さんに導入の経緯や活用の工夫点を伺いました。
スピード感のあるマッチングに魅力を感じ、複数部署で活用
2018年4月よりクラウドワークス エージェントを活用いただいています。最初は、制作部門を有するMS本部で導入されたそうですね。その背景を教えてください。
松岡:MS本部では約10年前から社内の制作スタッフ以外にもアルバイトや契約社員、フリーランス、パートナー企業といった外部への発注を積極的に行っていました。また、クラウドワークスを含むクラウドソーシングの会社もベンチマークしており、その中でクラウドワークス エージェントのことも知っていたので、機会があれば利用を検討したいと思っていました。
その後、コーダーで欠員が出たためすぐに採用が必要となり、それまで依頼してきた人材派遣や業務委託の会社のほか、クラウドワークス エージェントにも声を掛けたところ、他社に先駆けて2~3名マッチングしていただきました。面談もオンラインですぐに実施できたので、スムーズにお願いする方を決めることができました。
適切な人材を迅速に見つけられるというのが魅力だと思っています。その後もコーダーやライターを探す際にクラウドワークス エージェントに依頼するようになり、現在は4名の方に稼働いただいています。
その後、カスタマーサクセス部でもクラウドワークス エージェントを活用されるようになったのですね。
吉岡:はい、MS本部での導入の様子を聞き、まもなくお客様のWebサイトの保守・運用を担当しているカスタマーサクセス部でも、利用するようになりました。私たちの業務は、お客様からの修正依頼を受け、ディレクションをしながら修正、納品をするという一連の流れになります。現在は、その修正作業を行うコーダーやデザイナーを5名、ディレクターを4名、クラウドワークス エージェントでお願いしています。
もともとは内製で正社員が対応していた業務ですが、部署異動や産休取得などが重なり、早期に一定レベルのスキル・経験のある人材が必要となったのがきっかけです。従来ならそうした欠員があればパートナー企業にお願いするか、アルバイトや派遣に人材を求めるかだったと思います。ですが、MS本部での実績を聞けたのが安心材料となって、クラウドワークス エージェントに頼るようになりました。
カスタマーサクセス部では現在9名が稼働中とのことですが、導入はどのように進められましたか?
吉岡:最初はコーダーの方を1名、月30時間ほどでお願いしました。導入から2年近くなりますが、現在は9名トータルで月500時間ほど稼働いただいています。
仕事の依頼の仕方としては、もともとパートナー企業とのやり取りのために開発した、当社オリジナルの案件依頼管理システムがありましたので、それを業務依頼や進行管理に使っています。既存のシステムをうまく流用できたので、導入もスムーズでした。
業務の依頼は東京本社で行っていますが、アシスタントの居住地は気にしていません。中にはカンボジア在住の方もいますが、コミュニケーションはすべてオンラインで完結しますので、納期までに納品していただければ問題はありません。通勤等を気にせず、良い方に業務を依頼できるのも良いですね。今後は大阪、名古屋などにある営業所からの依頼も視野に入れています。
依頼する業務内容に則した「スキルチェックシート」で、ミスマッチを防ぐ
御社が求めるスキルや経験を持つ人材かどうか、ミスマッチを防ぐための工夫はありますか。
吉岡:依頼する業務において求める技術を一覧にした「制作者スキルチェックシート」で、候補者の技術レベルを確認しています。コーディングやWordPress関連、データベース、LP作成、他社構築サイトへの対応などについて、30項目以上の習熟度を5段階に分けて、点数化しています。たとえばWordPressの修正であれば、プラグイン設置や検証対応は可能か、テンプレート修正やカスタムフィールドの追加は可能か、といった項目があります。
このスキルチェックシートをアシスタントの方自身に記入いただき、クラウドワークス エージェントからのマッチング時に一緒に提出してもらっています。
ご自身で提示されるポートフォリオだけですと、実際私たちが依頼する内容とは違うこともあり、十分な参考にはなりにくい場合もあります。ですが、実際の業務内容に即した項目でチェックすることで、当社の業務にスムーズに対応いただけるかどうかを確認することができています。
また、「Aの項目は対応可能、Bの項目は対応不可と記入があるが、こういうケースは対応いただけるのか、面談時に直接確認してみよう」というように、スキルチェックシートの中身を見て疑問に思った点を面談で直接聞くといった使い方もできます。これによって、経験やスキルに関するお互いの認識合わせができていると感じます。
従来、アルバイトや派遣、業務委託、パートナー企業などに依頼していた業務をクラウドワークス エージェントに転換いただいているわけですが、あらためてメリットは何でしょうか。
吉岡:当社の状況に合わせた依頼が随時可能だというのが大きいですね。少しずつスタッフや仕事量が増減するのに合わせ、「今月中にあと2名追加でお願いしたい」といった依頼ができます。
要件に合った方のマッチングも早く、すぐにオンライン面談を設定してもらえるので、スピーディーにお願いする方を決めることができています。
また、クラウドワークス エージェントの営業担当の方との連絡自体もチャットで行えるのが、スムーズにやりとりできて良いですね。それも、スピード感に一役買っていると思います。
ありがとうございます。最後に、クラウドワークス エージェントについて、メッセージをお願いします。
松岡:当社は2001年の創業以来、ビジネスを順調に成長させ、約20年が経ちました。その中で、10期目くらいまでは社員をどんどん増やし、その分受注も増やしていくスタイルでしたが、社員数が200人を超えてくると、いったん立ち止まり、業務効率や生産性を高めるための仕組み化について考えるようになりました。
コア業務と非コア業務を仕分け、固定費を見直した結果、制作やオペレーションの部分でアウトソーシングを活用するようになりました。こうしたことは、どのような会社も創業からの過程で通る道だと思います。近年のアウトソーシング環境の進化もあり、当社でも人材派遣やパートナー企業の活用だけでなく、クラウドソーシングやオンラインアシスタントサービスの活用も含め、より最適化を図るようになりました。
今後は、社内業務だけでなく対顧客のフロント業務において活躍できる人材も、外部のサービスに求めていきたいですね。
正社員か非正社員かにかかわらず、多様な就業形態の人材をボーダレスかつフラットに活用することが、より普通になっていくと思います。
その時にクラウドワークス エージェントなら、求めるスキルに合致する方を提案してもらえると、これまでの実績からも期待しています。