スピード勝負の翻訳業務をクオリティ高く対応。確実に業務時間を確保してくれる安心感もあり必要不可欠な存在に
株式会社SIJIHIVE
代表取締役 下岡聡子さん
導入の目的
事務作業を担ってくれるアシスタントとチーム体制を組むことでクライアントのニーズにすぐに対応する体制を築きたい
課題
案件数が増加に伴い事務作業のボリュームも大きくなりリソース不足になった
効果
・月90時間分の時間を削減することができ、その時間でお客様とのコミュニケーションに注力できるようになった
・結果として顧客満足に繋がりリピート依頼が増えた
株式会社SIJIHIVEは多言語翻訳サービスを中心に、コピーライティング/記事作成やデザイン・Web関連サポートなどの周辺事業も展開しています。
今回は代表取締役CEOの下岡さんに、クラウドワークス エージェント導入の背景や効果、スタートアップ企業がクラウドワークス エージェントを活用するメリットについて伺いました。
翻訳事業を1人社長で立ち上げ。法人化から10か月後に生産性向上の観点でクラウドワークス エージェントを導入
まずはじめに、御社の事業について教えてください。
当社は2018年に設立し、日本語・英語・中国語の翻訳および各種コンテンツ作成のサービスを提供しています。
他社との一番の違いは、マーケティング翻訳という翻訳の中でも特殊な分野に特化している点です。 マーケティング翻訳とは、広告・ウェブサイト・チラシなど、ユーザーの目に直接触れる箇所の翻訳を指します。 官公庁の文章の翻訳などとは大きく異なるため、特殊なスキルが求められます。
例えば、外資系企業の日本支社が「本社から英語のチラシが届いたので、日本でも流用するために翻訳会社に依頼しよう」となったとします。 すると、よく起こるのが翻訳としては正しいものの、チラシとして使える日本語になっていないケースです。
当社の場合は、チラシとして完全に使える状態で翻訳し、ローカライズして納品しているため、ここが他社との差別化ポイントになっています。
事業の今後の展開について教えてください。
翻訳会社として始めた当社ですが、最近では翻訳以外にもデザインやWeb制作、動画制作など多方面のお仕事が増えてきました。
今後もこうした仕事の需要が増えていくようであれば、事業としての強化も検討しています。 そのときは、クラウドワークス エージェントを活用し、デザイナーや動画編集者のアシスタントに業務を依頼するかもしれませんね。
クラウドワークス エージェント導入のきっかけを教えてください。
もともと2012年に独立し、個人事業主として翻訳業を行っていましたが、案件数が増えて多忙により仕事を断ることが多くなったため、2018年2月に法人化しました。
創業してしばらく経った2018年冬頃に、事務作業のボリュームが増えてきました。 例えば、1か月分の経理データをソフトに入れるだけでも丸1-2日かかっている状況でした。
法人化したといっても、私1人で稼働していたこともあり、こうした事務作業をお願いできる方を探していました。
ふと目にしたFacebookの広告でクラウドワークス エージェントの存在を知り、資料請求したのが導入のきっかけです。
確実に業務時間を確保してもらえることで、短納期のスピード対応も可能に
クラウドワークス エージェントを導入してみて率直にどう感じましたか。
オンラインで稼働するアシスタントサービスなので、アシスタントの方と直接お会いしたことはありませんが、とてもスムーズに業務をお願いできています。
導入前からのギャップもほとんどなく、マッチング時にオンラインで顔合わせすることができたのは、とても効果的でした。
もしメールのみのやり取りで決めてしまっていたらギャップも出ていたと思いますが、 実際に顔を見ながらお話できたため、導入後もスムーズにコミュニケーションが取れています。
下岡さんが考えるクラウドワークス エージェントのメリットを教えてください。
翻訳業界の特徴としてスピード勝負の側面があり、常に「なるはや(なるべく早く)」を求められる世界です。 翻訳を依頼いただくお客様の中で多いのが、ニュースサイトなどのメディアを運用している会社様です。
ニュースは1日/1時間遅れるだけで情報が劣化してしまうため、限りなくホットなうちに翻訳して出すために、 英語のニュースが出て「当日中にお願いします」「3時間でお願いします」という翻訳のご依頼が多いです。
忙しいときには、このような急ぎの依頼が1日に3〜4本発生することもあり、1人では到底回しきれません。そこでチーム体制を築いておく必要がありました。
フリーランスの翻訳者さんにお願いしようとすると、依頼された当日中に対応しなければならない超短納期の仕事はなかなか引き受けてもらうことが難しいのです。
一方、クラウドワークス エージェントであれば、月額の固定費用である代わりに、 当社のために確実に時間を確保しているアシスタントがいる状況を実現できます。 これが一番のメリットだと考えています。
今では、アシスタントがいないと業務が回らないくらい活躍してくださっています。
90時間分の空いた時間で、お客様とのコミュニケーションに注力できるように
クラウドワークス エージェント導入後の体制と効果について教えてください。
創業時の1人体制から、現在は18名体制で稼働しています。メンバーは社員ではなく業務委託ではありますが、 毎日・毎週レベルで連絡を取り合っており、チームとして活動しています。
そのうち、現在稼働しているアシスタント3名には合計90時間/月の業務をお願いしています。 もともと私1人で稼働していたことを考えると、90時間分を別のことに費やせるようになったのは、生産性向上に大きく寄与しています。
また、お客様からのご依頼が複数同時に来たときに、1人では対応しきれなかったものが、チーム体制を組むことで役割分担して対応できるのもメリットですね。
その他にも、チームで稼働できるようになり翻訳自体のバリエーションが出るという効果もありました。
アシスタント稼働で空いた時間はどのように活用していますか。
私自身のリソースをより複雑なプロジェクトに投下できています。
デザインやWeb制作などのお仕事は、納品して終わりではありません。お客様とのすり合わせミーティングや納品後のメンテナンスが必要です。 また、もともと得意とする翻訳・コンテンツ制作関連のお仕事であっても、より大型の案件や詳細な打合せを伴うものが増えてきました。
こうしたお客様とのコミュニケーションに時間を割けるようになったことで、 リピートのご依頼をいただくことも多くなり、効果を実感しています。
アシスタントのクオリティ・マッチング度が高く、大変満足している
クラウドワークス エージェントを活用してみての満足度はいかがでしょうか。
まず翻訳をお願いしているアシスタントの方は、依頼した業務を確実にこなしてくれるのはもちろん、アウトプットのクオリティも高く、大変満足しています。
プロジェクトマネージャーのアシスタントからは「英語を使う仕事を探していましたが、実際にここまで英語を使えるとは思っていなかったので、大変ありがたい環境です」とのお話がありました。
アシスタントのニーズにマッチした仕事を提供できており、こうしたマッチング度が高い点も素晴らしいと思います。
マッチングが上手くいったポイントは何かありますか。
我々が提供しているサービスが、一般的な翻訳とは異なるマーケティング翻訳であるため、 その違いを分かったうえで興味を持っている方かどうかが重要なポイントだと考えています。
単に「翻訳がしたい」だけでなく、「翻訳を通じて自身のスキルアップもしていきたい」という方であれば、 当社の目指すべき方向性とも一致しているので、ここをしっかりと確認できたこともポイントの1つです。
アシスタントとのコミュニケーションで意識していることはありますか。
一番最初のコミュニケーションには、特に気を配っています。
例えば、翻訳のフィードバックの際にはネガティブな伝え方にならないよう、「こういう翻訳の仕方が理想です」ということを日々の会話で伝えることで、 徐々に当社の翻訳の方向性を理解していただくようにしています。
また基本的にはチャットでのコミュニケーションですので、冷たい文章にならないよう心がけています。
業務を依頼するときのポイントとしても、翻訳は難易度や対応する人によって目安時間が異なるため、アサインするときには個別に目安時間を伝えたりもしています。
組織づくりの勉強にもなるため、クラウドワークス エージェントをスタートアップ企業にもっと広めてほしい
クラウドワークス エージェントのサポート体制への感想はいかがでしょうか。
担当の方からは、いつもタイムリーにご連絡をいただいているので、密にコミュニケーションが取れています。 また稼働時間を毎週レポートしてもらっているので、週単位で実績が分かることも、大変ありがたいです。
今後の期待という点では、アシスタントの方がお仕事に満足しているかどうかを、定期的に把握できると非常に助かります。
クラウドワークス エージェントに今後期待することはありますか。
私1人で稼働していた時には気づかなかったことが、チーム体制にしたことで気付けるようになりクラウドワークス エージェントには感謝しています。
チームとして活動するためには、人をまとめなくてはいけません。最初は手探りで思うようにいかないこともありましたが、組織づくりの勉強になっています。
私と同じように社長1人で稼働している企業やスタートアップ企業にも、組織づくりの観点でクラウドワークス エージェントは大いに活用できると思います。
とても良いサービスだと感じているので、世の中にもっと広めていってほしいです。